第78回アカデミー賞雑感
    2006年 03月 06日
今年はまったく波乱なしだな、と思いながらずっとTV中継を見てたら、最後にビックリ仰天! 作品賞は『クラッシュ』...監督賞がアン・リーと発表された時点で、おそらく99%以上の人々は作品賞も『ブロークバック・マウンテン』で決まりと思ったはず。実際、プレゼンターのJ.ニコルソンも思わず「マジかよ!」って顔してたし。

今回は司会者が地味なせいか?強引に笑いを取ろうという演出が目に付きました。際たるものは、「カウボーイがゲイというのは昔から」というジョーク。昔のいろんな西部劇から、それらしく場面をつないだものですが、僕は笑えなかったな。『ブロークバック・マウンテン』を作品賞候補に選ぶより、こっちの方がよっぽどケシカランと思うけど。

演技部門の受賞スピーチは、受賞者それぞれのキャラクターの違いがハッキリ出ていて楽しかった。ジョージ・クルーニー(助演男優賞)は、あまりにもカッコよすぎ。レイチェル・ワイズ(助演女優賞)は何とも優等生的。フィリップ・シーモア・ホフマン(主演男優賞)は照れくさそうにボソボソと、対照的に主演女優賞に輝いたリース・ウィザースプーンは凄いハイテンションで喋る、喋る..いや、気持ちはよくわかります。
   
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