ルート225
    2005年 08月 28日
【※湯布院映画祭にて】
ルート225_b0004063_912359.jpgとある町、とある家族の平凡な日常が唐突に一変する。いたってクールな14才の姉とヘタレな弟がある日、「鏡の国」に迷い込んでしまった。さあ、どうする。どうすればいい。姉弟が手にする未来はどこにある。 さて、ルート225の意味するものは? (以上、湯布院映画祭公式サイトより)

この作品は拾い物でした。いわゆるパラレルワールドもので、SF的な設定を取り入れている映画です。でも僕はこの映画、本質的には思春期の子供たちの揺れ動く内面を描いた作品であって、一言で括るのであればSFというより青春映画だという気がしました。
途中まで牧瀬里穂が主演した「ターン」との類似性を強く感じたんですが、映画の終盤はこちらの予想を超えた展開を見せて、思わず引き込まれます。そして最後には、あ!と驚く結末が待っていました。この最後は泣かせます。(本当に近年観た中で、これほど意表を突かれたエンディングは他にありませんでした)

姉弟役の主演2人も、どこにでもいるような等身大の10代を実に自然に演じていて素晴らしかったです。姉役の多部未華子はこの作品以外にも公開予定の主演作が目白押しだそうで、今後要注目の若手女優といえそうですね。
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