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フライトプラン "Flightplan"
    2006年 01月 30日
【T-ジョイ久留米】
b0004063_20502383.jpg平日のそれも初回上映の割りによく客が入ってて驚きました。一瞬、「え!今日ってレディスデーだったっけ?」と思ったくらい。
これって、やっぱり予告編の効果なんだろうか?マスコミで「あの予告編はよくできている」みたいなコメントを何度か目にしていたし。

で本編の話です。まあ、ケチをつけようと思えばいくつでもつけられる。そんな映画ではあります。まず第一に設定に無理がありすぎ。この犯罪計画って、ヒロインの娘が乗員乗客のたった1人でも目撃されていたら、それだけでアウト!なんですよね。この点をフォローするように、「誰も他人のことなんか気にしない」という台詞が出てはきますが..
それに思わせぶりな冒頭シーンは何だったのか?重要な伏線だと思ってたのに。

それでも私は結構楽しめました。なにしろ主演がオスカー2度受賞のジョディ・フォスターなので、映画につい過大な期待をしてしまいがちですが、所詮B級のアクション大作だと割り切って、細かい点は目をつぶってしまえば、アクションやサスペンスの演出は平均的水準を満たしてるし、SFXの出来も悪くないし、決して退屈しない作品に仕上がっていると思います。もちろんジョディの演技力は今回も超A級。幼い娘を見失って狼狽する母親の感情表現は、ただただ見事でした。

フライトプラン@映画生活
スタンドアップ "North Country"
    2006年 01月 19日
【T-ジョイ久留米】
b0004063_23362330.jpg実話に基づいている割りには、ご都合主義的な描写が気になる映画でした。
その最たるものがシャーリーズ・セロン演じるヒロインの父親の豹変ぶり。
それまでの彼の態度は誰から見ても「真性の冷血漢」だったし、いくら妻から実力行使に出られたとはいえ、途端にああも態度が変わるというのはやっぱり不自然。
あの父親役の役者には見覚えがあると思ったら、『Shall We Dance?』で探偵役(オリジナル版では柄本明が演じていた)を演ってた人だったんですね。

裁判が決着するシーンも、いかにもハリウッド好みのクサい演出で、感動的に盛り上げるところなのでしょうが、私はすっかり冷めてしまいました。もっとも「ハリウッド的」とはいっても、製作はインデペンデント系の会社みたいなので(配給は大手のワーナー)、厳密に言えばハリウッド映画ではないのですが。

この映画で良かったのはフランシス・マクドーマンドとショーン・ビーンが演じた夫婦。
F.マクドーマンドの存在感は流石に大したもので、同じオスカー女優とはいえ、C.セロンとは正直格が違います。いやC.セロンも充分頑張っているとは思いますけど.. S.ビーンも今回は渋い魅力に溢れていて、『ロード・オブ・ザ・リング』でファンになった方には必見の映画だと思います。

スタンドアップ@映画生活
THE有頂天ホテル
    2006年 01月 17日
【Tジョイ久留米】
b0004063_017855.jpg★私の評価:B
三谷幸喜の作品といえば、「笑わせて笑わせて、最後はホロリと感動させる」という定番フォーマットがちょっと鼻についたし、綿密なリサーチを伺わせるウンチク話をやたら挿入するのも「何だかなあ..」という感じで、個人的に苦手なところがありました。
けど、『THE有頂天ホテル』はこんな私でも意外なくらい楽しめた。とにかく「皆、笑ってハッピーにやりましょうよ」というスタンスで最後まで貫徹しているのが良い。これまでの三谷作品に(少なくとも私には)散見していたあざとさは今回感じられませんでした。

しかしキャスト陣は豪華というか、質・量とも凄いものがあります。バラにしたら、20本ぐらい映画が作れそう.. そのキャスト陣の起用法という点でも、西田敏行や伊東四朗にはハマリ役を与えて期待通りの快演を導き出す一方で、オダギリ ジョーなんかには特殊メイクまで施して怪演させてと、バランスも絶妙でなかなか見事。

しかし、やっぱりこれ正月前に観るべき映画ですよね?諸般の事情はあるでしょうが、東宝は何とかすべきだった。

THE有頂天ホテル@映画生活
対岸の彼女
    2006年 01月 16日
※WOWOW(ドラマW)にて放映
b0004063_0151.jpg『空中庭園』の映画化が記憶に新しい角田光代の直木賞受賞作を『愛を乞うひと』の平山秀幸監督が映像化。現在と過去、2組の女性の友情を描いた作品です。

なかなか印象に残る出来栄えでした。
このドラマがユニークなのは現在のシーン(というより作品全体)の主役は夏川結衣なんだけど、20年前の物語のそれは相手役の財前直美だというところ。もっとも私がそれに気づいたのはドラマ後半になってから。それまで、てっきり20年前の話は夏川結衣の回想シーンだと思ってました。
私の勘が鈍いのもあるけど、これは演出側が意図的にミスリーディングしているんだと思う。外見にしても、対人恐怖症ぎみという性格にしても、20年前の財前直美(演じるのは石田未来)と現在の夏川結衣とはどう見てもそっくりだもんなあ。

女性同士の友情物語というと、異性絡みで揺れたり破綻したりというパターンがありがちですが、この作品はそんな定石を踏むことなしに、大きな隔たりがある二人(=「対岸の彼女」)の人間関係の移ろいを真摯に描いていて、男性から見ても共感できるドラマに仕上がっています。
役者では夏川結衣と財前直美はどちらも良かったけど、20年前の親友を演じた多部未華子が一番光ってました。彼女は昨年、湯布院映画祭で観た『ルート225』
(3月に劇場公開予定)でも好演してたし、個人的にも注目株です。

WOWOW ONLINE:「対岸の彼女」
今年のフランス映画祭は3月開催
    2006年 01月 13日
昨年の6月、初めて参加したフランス映画祭。
今年も行けるかな?なんて何となく思ってたら、びっくり!今年はなんと3月開催(もう再来月じゃないか!)、しかも会場は横浜を離れて、東京2ヶ所と大阪の3会場同時開催らしいです。
会場がすべてシネコンというのが味気ない。他の一般作品を観に来る観客で混雑するだろうに、サイン会なんて本当に開けるんだろうか?パシフィコ横浜、スペース広くて好きだったんだけどな。

フランス映画祭2006公式サイト
カードの限度額のことでガックリ..
    2006年 01月 13日
昨日、デパートでスーツを買おうとしたところ、なぜかクレジットカードが使えない。
そこで今朝コールセンターに問い合わせしたところ、「今月はすでに使用限度額の10万円を超過しているので」という返事。限度額が10万円だって?!私はネットや携帯電話の使用料、衛星放送の視聴料など、いろいろとカード決済にしているのに、これじゃ、ちょっと値の張る買い物なんかできないじゃないの?
実はこのカード(UFJです)、2ヶ月ほど前に別の銀行系カードから乗り換えたばかり。理由は某シネコンの入場料が割引になったり、獲得ポイントで招待券がもらえたりと(映画好きには魅力的な)特典に目が眩んだこと、それと年間更新料が割安だったからです。
で、慌てて使用限度額のアップを申し込んだところ、審査があるので2時間ほど待ってくださいとのこと。そして2時間後、カード会社からの連絡は「審査の結果、あなたの限度額は30万円となりました」というものでした。ああ..前のカードじゃ50万円だったのに..ゴールドカードの勧誘だってあったのに。なんだか、自分という人間の信用度が20万円分目減りしたことを宣告されたような気分で、情けなくなってしまいました。ああ..特典に目が眩んで浮気するんじゃなかった。
by coolkoro | 2006-01-13 21:56 | Others
ロード・オブ・ウォー "Lord of War"
    2006年 01月 08日
【天神東宝】
b0004063_1159121.jpg★私の評価:C
題材が題材だけに、正月からこんな映画を観に来る観客なんて殆どいないだろう..と思っていたら、意外にも客席の2/3ぐらいは埋まっていました。もっとも、この劇場で1番小さなスクリーン(客席数53)での上映ではありますが。

奇しくも、年末に観た『そして、一粒のひかり』と同じような印象を受けました。
ここで描かれる武器密輸の現実は衝撃的ですが、映画じたいのストーリーは何とも類型的だという感が拭えません。主人公の家族をめぐる描き方は特にそう。ラストは主人公の喪失感を強調した終わり方だけど、「武器密輸は必要悪だ。俺は悪くない!」と最後まで挑戦的な姿勢で締めくくった方が、映画のメッセージはより鮮明になったのではないか、と私は思うんですけどね。
とは言え、海外から製作資金を調達してまで、この硬派なテーマを映像化した姿勢には拍手を贈りたい。私の欲求はちと厳しすぎるかな?

ロード・オブ・ウォー@映画生活