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フライ,ダディ,フライ
    2005年 07月 26日
【T-ジョイ久留米】
b0004063_1450938.jpg成島出監督の前作『油断大敵』はそのオーソドックスな演出が際立っていましたが、今回の『フライ,ダディ,フライ』にはかなり遊びの要素が入っています。
映画は葛西臨海公園の夜景をモノクロで捉えた空撮で始まります。この荘厳ささえ感じさせる幻想的なシーンには意表を突かれました。ここは「空から天使が降りてくるイメージ」で撮ったそうですが、思えば監督はこのファーストシーンで「この映画はファンタジー。リアリティを追求したものじゃない」と宣言していたのかもしれません。

夫の計画を知った妻の態度にしてもそうだけど、全体的にご都合主義的な展開だし、演出過剰な部分も目立ちます。この映画はある種のファンタジー..言い換えれば「日常に疲れたサラリーマンへの応援映画」だと割り切って楽しむのが正解でしょう。僕の場合、映画のクライマックスで凄いカタルシスを感じたという程ではなかったし、堤真一演じる主人公の姿に感化されたわけでもありません。それでも映画を観終えた後はなかなか良い気分になれました

ところで、何度か登場する老夫婦の「オイッチニ、オイッチニ..」は『油断大敵』のセルフ・パロディなのかな、やっぱり?

フライ,ダディ,フライ@映画生活
ヴェラ・ドレイク "Vera Drake"
    2005年 07月 24日
【シネテリエ天神】
b0004063_2056368.jpg毎度ながら、マイク・リーの映画からは生活感漂う..というより生活臭が強烈に発散されてますよね。

どのようなきっかけで、主人公ヴェラは当時重罪とされていた堕胎に手を染めるようになったのか?映画では明確な説明はありませんが、恐らくはヴェラ自身があの原始的な処置による堕胎を経験していたのでしょう。
「自分はあれで助かったから、他の娘たちも救われるはずだ」、「自分は無事だったから、あの方法は安全に違いない」、「だから法律に反するとはいえ、大事にはならないだろう」 彼女はそんな風に考えたんだと思います。

あえて言えば、彼女は愚かな人間です。単に無学ということもあるでしょうが、あまりに善人であるが故に愚かなのだと言ってもいい。
堕胎についての善悪は別として、彼女の行為はやはり許されるべきではない、と私は思います。まったくの善意による行為だったとはいえ、それが多くの意味でどれだけ危険なことなのか、どうして彼女は解らなかったのか?
劇中、ヴェラの夫が息子から「父さんは怒ってないのか?」と聞かれて、即座に「もちろん怒っているさ!」と答えますが、彼の胸中は察するに余りあります。

しかしそんな葛藤を経ながら、家族たちは彼女を赦し支えていこうと決意します。だから私はこの映画の結末をアンハッピーだとは感じなかった。
もしこれがハリウッド映画だったら、数年後に出所してきたヴェラを家族全員が涙涙で抱擁し出迎える..みたいなラストになっていたと思います。この映画はそこまで描いていませんが、そのような救いがある未来を十分に予感させてくれました。
ANAの機内で見つけた逸品
    2005年 07月 24日
b0004063_19405572.jpg先日の東京出張で利用したANAの機内で2つの逸品を発見しました。
1つは機内サービスで飲んだ"Tropicana"のパイナップル・ジュース。パイン味のジュースといえば、幼い頃にディズニーキャラがデザインされた缶ジュースが明治からだったか森永からだったか?発売されてた記憶があるんですが、あれは何とも人工的な味で子供の舌にもマズイ代物でした。それと比べると、今回の"Tropicana"の方は濃厚なフルーツ風味が堪能できる、まるで別次元の美味しさです。結局、帰りの便でも注文して、おかわりしてしまいました。

2つ目は機内誌で"高機能のスーパー野菜"みたいな見出しで紹介されていた「スーパー・スプラウト」というブロッコリの新芽です。なんでもビタミン類やミネラル類等の栄養分も豊富なうえ、ガンを予防する効果があるとか。しかも熱に強いので、サラダだけでなくいろんな料理に使えるそうです。
「全国の有名スーパーで発売中」ということなので、早速近所のジャスコに行ってみたところ、あった、ありました!ちゃんと機内誌に載ってた"村上農園"産のやつが。
思ったより細くて短い。カイワレのような辛味は無く、クセの無い味なので、好みのドレッシングをかければ誰でも美味しく食べられると思います。早い話が「スーパー・スプラウト」じたいは特に美味しくもないんだが、これがガン予防の効果もあるスーパー野菜だと思うとありがたみが増して、何だか美味に感じられるから不思議..我ながら単純かな?
by coolkoro | 2005-07-24 20:30 | Others
東京まで日帰り出張
    2005年 07月 14日
b0004063_2329969.jpg今日は東京の慈恵会医科大学まで日帰りで出張。東京までの日帰り出張は私には初めての経験です。
仕事を除けば、飛行機と電車の移動だけで一日が終わっちゃった感じで、本当に自分は東京に行ってきたのか、まるで実感ありません。今日東京で見てきたものといえば、羽田空港と医大がある御成門の街ぐらいですもんね。
もっとも業種によっては、福岡~東京間の日帰りなんて日常茶飯事って人、大勢いるんでしょうけど。
by coolkoro | 2005-07-14 23:35 | Others
バットマン ビギンズ "Batman Begins"
    2005年 07月 03日
【中洲大洋劇場】
b0004063_20513421.jpgどちらが上とか下ではなく個人の好みで言うと、私はティム・バートン版の方が好きです。バートン版では主人公であるバットマンを含めた"怪人たち"に対する愛情が伝わってきましたが、今回のC.ノーラン監督作の方は普通の人間ではなくなったことへの悲劇性に拘っていて、エンタメ大作としてはちょっと敷居が高いかなという感じを受けました。

今作にはバットマン誕生の過程をリアルに描こうという意図が感じられます。それは部分的に成功していると思いますが、だったら忍者なんか出して欲しくなかったな。"バットマンがいかにして超人的なパワーを身に着けたのか"という肝心な部分については、「東洋の神秘」を拠り所にした抽象的な説明しかされておらず、この点には物足りなさを感じました。

あと残念なのが音楽。今回はハンス・ジマー&ジェームス・ニュートン・ハワードという今最も勢いがある作曲家どうしのコラボだったので大いに期待してたんですが、あまり耳に残る旋律は無く、映画全般のトーンと同様にストイックに抑えられていた印象を受けました。バートン版のダニー・エルフマンのように盛り上げる所ではエモーショナルに盛り上げて欲しかったんですが。この両名はそれに打ってつけの人材なのに..惜しいなあ。

バットマン ビギンズ@映画生活
ダース・ベイダー登場 @市営地下鉄
    2005年 07月 03日
b0004063_2045398.jpgb0004063_205485.jpgb0004063_2051695.jpg今日は例のダース・ベイダーが福岡市営地下鉄、天神南駅の1日駅長を務める日。
任命式は午前10時30分から開始。20分前に天神南駅に駆けつけてみると、すでにコンコースの一角に人だかりが。会場スペースには黒いカーペットが敷いてありましたが、これが予想外に狭い。見物人の数はムチャクチャ多いという程ではないにしろ、なにしろエリアが小さいのでかなり犇めき合っている感じです。「もっと広くスペースを取ればいいのに」と思いますが、やはりそれだと一般客の迷惑になるんでしょうね。

定刻を過ぎた頃、会場のスピーカーからベイダーの呼吸音が流れ始め、そして群集の一角からどよめきが起こります。いよいよ2人のストームトルーパーを引き連れてベイダー卿が登場。任命式には本物の駅長からベイダーに任命状が渡される運びとなっていたんですが、シス卿はトルーパーに指図して代理で任命状を受け取らせるパフォーマンスを披露。大いに受けていました。
ここで(ゴジラ卿さんからの情報のとおり)「今回いらっしゃったのは"501 Legion 日本部隊"の皆さんです」のアナウンスが入って、これには場内爆笑。「日本部隊!何じゃそりゃ~?」 う~ん、このアナウンスはちょっと不粋だったんじゃないの?

この後、一行は「スターウォーズ号」に乗り込むべく七隈線の乗車ホームへと降りていきました。やがてホームに入ってきた「スターウォーズ号」。例の特製ヘッドマークは"STAR WARS Episode Ⅲ"のロゴが入っただけの至ってシンプルなもの。まあモダンな外観の新型車両には違和感なくマッチしています。(※一番下の写真をご参照ください)
大勢のギャラリーもベイダー卿と共に乗り込んだもんで、車内は超満員状態。イベントと関係ない一般乗客にはさぞかし迷惑だったでしょう。
私は後の予定があったので3つばかり先の駅で降りて、すぐ天神に引き返したんですが、他のギャラリーは大半がまたイベントが行われる終点まで行った模様。しかしこの蒸し暑い中、あのコスチュームを着用して地下鉄での移動を伴うイベントをこなすのは想像を超えた重労働ですよね。"日本部隊"の皆さんには本当に頭が下がります。

このようにイベントは大盛況で宣伝担当の女性(FOXのネームプレートを下げていた)も嬉しそうでした。印象的だったのは、ギャラリーが子供たちから年配の方まで年齢層が非常に幅広かったこと。傍にいた小さな男の子が「今日来るのは悪い人だけ?ルークは来ないの?」と言っていたのが微笑ましかったです。SWは今や日本でも世代を超えて愛される存在になったんですね。

自宅に帰ると、早速TVのローカルニュースで今回のイベントを報じていたんですが、それが何と私の姿がかなりデカデカと映っているではないですか!うわ~、職場の人間には見られたくないな。