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ミリオンダラー・ベイビー "Million Dollar Baby"
    2005年 05月 31日
【T・ジョイ久留米】
b0004063_2175125.jpgモーガン・フリーマンが良い!彼の語りで映画は進行していきますが(これが単なるナレーションでないことがラストでわかる)、その語り口や彼の飄々とした佇まいが重いテーマを背負ったこの映画に何とも言えない温かみを与えてくれます。あの「ショーシャンクの空に」を連想しますね。

このドラマの根底に流れているテーマは「法で解決できない問題を宗教は救えるか?」ということじゃないでしょうか。思えば、この点はイーストウッド監督の前作「ミスティック・リバー」と共通している気がします。「ミスティック・リバー」は何だか釈然としない作品だったんですが、今回「ミリオンダラー・ベイビー」を観たことで、少し理解がいった気がしました。

ミリオンダラー・ベイビー@映画生活
タナカヒロシのすべて
    2005年 05月 26日
【KBCシネマ1・2】
b0004063_22103718.jpg面白かったと知り合いから薦められたんですが、僕はこの映画あまり買えなかった。この映画の笑いって、多分に主演の鳥肌実の個性に依存しているんだと思います。思うに鳥肌実の芸風をよく知っている人がこれを観ると、彼のイメージと映画で演じている役柄のギャップも手伝って笑えるんでしょうが、そうでない私には彼の芝居をたいして面白いと感じられませんでした。
全体的に笑いのネタにも新味が感じられないし、演出もいまひとつ。”脱力系のコメディ”としては「蛇イチゴ」や「リアリズムの宿」なんかと比べるとだいぶ落ちるな、というのが正直な感想。

しかし寺島進が演じた悪徳リフォーム業者絡みのエピソードは何ともタイムリーでしたね。たまたまにしても、これは見事!

タナカヒロシのすべて@映画生活
クローサー "Closer"
    2005年 05月 26日
【中洲大洋劇場】
b0004063_2121986.jpg主演4人のうち2人(ジュリア・ロバーツ,ジュード・ロウ)が苦手な役者ということもあって、あまり食指が伸びない作品だったんですが、招待券で観てきました。
同じ曲が流れて対を成しているファースト&ラスト・シーンはなかなか印象的で、ナタリー・ポートマンの風貌の変化にしばし注目。見た目だけでなく、映画で描かれたロンドンでの出来事は彼女の内面もずいぶん変えちゃったんでしょう。
しかし、その間に挟まれた四角関係の愛憎劇はどうにも退屈。映画のかなり早い段階で「もう、どうでもいいよ..」と思ってしまいました。

で、思わぬ拾い物だったのがジュリア・ロバーツ。前述したように好みの女優じゃないんですが、彼女もそれなりに齢をとってるわけで、何だかうまい具合に枯れてきている感じ(笑) とにかく私が苦手だったオーラがかなり消えていて、この映画では結構イケてるじゃん..と思いました。

クローサー@映画生活
キングダム・オブ・ヘブン "Kingdom of Heaven"
    2005年 05月 19日
【T-Joy久留米】
b0004063_033370.jpgエルサレムをめぐる攻防を描いた作品と聞いて、「十字軍がイスラム勢を蹴散らして、それを観ているアメリカ人が溜飲を下げるような映画なんだろう」と想像していたんですが、これが全くさにあらず。
サラセン帝国の王サラディンは戦場では容赦ない猛将でありながら、同時に高潔で開明的な君主でもある。非常に魅力的な人物として描かれています。一方で十字軍の方はと言えば、オーランド・ブルーム演じる主人公など一部の例外を除くと、権力欲、征服欲ばかりが旺盛な、ほとんど野蛮人揃いといった風情。昨今のご時世を考えると、よくハリウッドがこんな作品を作ったもんだな..と感心してしまいました。

なかなか見応えのある大作で、最近ちょっとしたブームの感がある歴史物の中でも頭ひとつ抜きん出ている作品だと思いますが、玉に瑕なのが主人公のオーリー。さんざん言われてるように、やっぱり線の細さは否めません。「ロード・オブ・ザ・リング」の時のようなポジションだと適役なんですが、こうした超大作の主役を張るには正直なところ役不足でしょう。特に今回は周りが揃いも揃って強烈キャラばかり。リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズにエドワード・ノートン(まったく素顔を晒さずにあの存在感を出せるのはさすが!)、サラディン役のシリア人役者も凄い貫禄..濃ゆい、あまりにも濃すぎる面々ですよね。これじゃオーリー、埋もれちゃいます。彼らに対抗するには、「グラディエーター」のラッセル・クロウぐらいのアクの強さが欲しいところでしたが。

あと、この主人公は実在の人物なんですが、「自分の出生の秘密を知らず、平凡な鍛冶屋として生きてきた」という設定は映画の創作です。しかし、この設定はちょっと無理がありすぎ。彼は初体験の戦争でありながら、百戦錬磨のサラディン率いる大軍を巧みな戦術で翻弄します。しかし、元鍛冶屋はいつどこでそんな戦術を学んだんでしょうか?

キングダム・オブ・ヘブン@映画生活
LIAM GALLAGHER かく語りき
    2005年 05月 04日
b0004063_1451443.jpgロッキング・オン誌(ずいぶん久々に買ったな)に掲載されているリアム(OASIS)のインタビューを読みました。3年前の福岡公演のことが少し触れられています。
以下、抜粋です。(一部、簡略化)

Q:3年前のツアーでは、福岡という街で「ライブ中にあなたが突如ステージから去ってしまう」という事件がありました。しかもそれが二度目だったので、福岡のファンは「何で俺たちだけがこんな目に!?」ってもう大変だったんですよ。

リアム:「ほんと、あれは申し訳ない!この場を借りて謝る!あれは何も福岡のファンに対して怒ってたわけじゃないんだよ。あの日はヴォーカル用のモニターが途中でぶっ壊れて、自分の声がまるっきり聴こえなくなってたんだ。(中略)だから胸糞悪くなってキレちゃったんだよ。(中略)今度のツアーでは絶対そんなことはない、って誓ってもいいよ。そういえば、あの街で食ったスープ・ヌードル(=ラーメン)は美味かったなあ」


「今度のツアーは絶対そんなことはない」という一方で、今のあなたの目標は?と聞かれた答えが「最大の目標は、今回の世界ツアーをトラブルなしで無事務めたい、ってこと」だって...本当、大丈夫かよ?
前回の福岡公演の顛末で、(事後の処理について)地元イベンターと招聘元との間でもずいぶん揉めてしまったみたいだし、次回の来福があるかどうかは微妙じゃないでしょうか。あれ以来?、海外アーティストの福岡公演がめっきり減ってしまったのも、多分この件が影響してるんだと私は睨んでいます。(最近、福岡をとばして仙台や広島公演が組まれるツアーが多い。数年前まではこんなこと、まずなかったのに) 
今頃謝られても、もうあの美味いラーメンは二度と食えないかもよ、リアム君。
by coolkoro | 2005-05-04 02:15 | 音楽