松ヶ根乱射事件
    2007年 04月 23日
【シネテリエ天神】

1990年代の雪深い田舎町を舞台にした、山下敦弘監督による毎度ながらの脱力系コメディ。
どうもコーエン兄弟の『ファーゴ』を翻案したフシがあり、冒頭の「多少の脚色はあるが、この映画で描かれた出来事は事実である..」のテロップからしてニヤリとさせられる。

この監督のテイストは好きなので今回も退屈しなかったが、個人的に『リアリズムの宿』や『リンダ、リンダ、リンダ』にはあった叙情が感じられなかったのが残念。今回は別の映画を撮ったんだ、と言われれば一言もないが、私はこれまでの彼の作品の、行間から漂うような叙情感がとても好きだったから。

ようやくタイトルの意味がわかるラストシーンに私は笑ったが、「何だ、こりゃ!」と怒る客もいるだろう。元アイドルタレントの川越美和は、よく思い切ってこの役を引き受けたもんだと思う。しかし彼女の怪演ぶりは収穫だった。

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by coolkoro | 2007-04-23 23:13 | 劇場鑑賞
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