ストロベリーショートケイクス
    2006年 11月 09日
【KBCシネマ】
 大失恋から立ち直り、今はフリーターをやりながら新たな恋を待ちわびる里子。そんな彼女の仕事はデリへル店の電話番だ。最近親しくなった店のナンバー1の秋代は、お金を貯めて5階以上のマンションを購入するつもりでいる。一人で生きていき、そしていつか自殺するために..一方、イラストレーターの仕事に没頭している塔子は、同郷でOLのちひろと仲良くルームシェアしていたが、実は恋愛と占いにしか興味が無い彼女に嫌悪感を抱いていた。

 男である自分には、ここで描かれる女性たちの心情や行動に共感したり、身につまされるということはあまり無かったが、それでも映画はなかなか面白かった。女性たちが皆(フリーターの里子まで)都心の小洒落たマンションに住んでいるとか、ちょっと現実的でない描写も結構あるのだけど、あまり気にならなかった。女性の願望とリアルな現実を巧く折衷して、違和感なくまとめあげている。

 驚いたのは、(後で知ったのだが)塔子を演じた女優(岩瀬塔子)が実はこの作品の原作者だったということ。カメオ出演というのなら珍しくもないが、原作者がこれだけ本格的に芝居をするというのは、かなり珍しいケースじゃないだろうか?映画に登場する女性たちの中で、この塔子絡みのエピソードが一番リアルで生々しかった。妙に長い嘔吐のシーンでは、思わずもらいそうになってしまったくらいだ。

 あと『サンキュー・スモーキング』の後に続けて観たせいで、女性たちの喫煙シーンがやたら多いのには笑ってしまった。

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ストロベリーショートケイクス@映画生活
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by coolkoro | 2006-11-09 10:28 | 劇場鑑賞