カポーティー "Capote"
    2006年 10月 21日
【KBCシネマ】
 1959年、作家トルーマン・カポーティはある殺人事件を報じた新聞記事に目を留めた。カンザス州の田舎町で一家4人が惨殺死体で発見されたというもの。この事件に興味を掻き立てられた彼は、幼なじみの女流作家ネル・ハーパー・リーを伴い、すぐさま現地に取材へ向かう。やがて2人の青年が容疑者として逮捕され、カポーティーは拘留中の彼らに接近していくのだが..

 よくできた作品だとは思うが、(特にカポーティーと殺人犯ペリーとの関係性について)ちょっと綺麗にまとめ過ぎでは?という感も否めない。カポーティーの作家としての野心やエゴをもっと前面に出した方が、個人的にはしっくりいった。また、映画に描かれた体験がトラウマとなって、以後カポーティーは小説を書けなくなった..と映画は示唆しているが、私としてはあまり信憑性を感じない。
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 実はこの『カポーティー』とほぼ同内容の映画(原題"Infamous")が別に製作されており、アメリカでは今月劇場公開される。こちらでカポーティーに扮するのはトビー・ジョーンズという、日本では馴染みがない役者だが、その他のキャストは超豪華。ペリー役には新007が話題のダニエル・クレイグを起用。またネル役はサンドラ・ブロック。その他にもグウィネス・パルトロウにシガーニー・ウィーバー..といった具合。どうやら製作開始は『カポーティー』より先行していたようで、決して後追い企画ではないらしい。こちらも日本公開が待たれるところだ。

カポーティ@映画生活

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by coolkoro | 2006-10-21 21:13 | 劇場鑑賞
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