やわらかい生活
    2006年 09月 03日
【KBCシネマ】
まったりと緩やかに流れる時間が心地よい。
何しろ、豊川悦司がカラオケでまるまる1曲歌うのを、ワンショットで撮っているような作品なのだ。
上映時間が2時間強あるので、「もっと短くまとめろ」という声もあると思うが、寺島しのぶ演じるヒロインが躁うつ病であったりと、内容的にはシビアなものを含んでいるので、この「まったり」さが無ければ、かなりキツい印象の作品になったと思う。
タイトルの『やわらかい生活』とは、「頑張らないで日々を生きていく」ということなのかな。躁うつ病の患者には、「頑張らなくていい」というアドバイスが何より重要なのだと聞いたことがある。ヒロインはこれを実践しようとしているのだけど、それは決して易しいことではないんだな、と映画を観て思った。

主演の寺島しのぶ、豊川悦司はどちらも良い。(2人の博多弁はもうちょっと頑張って欲しかったが) ただ今回、豊川が演じた「優しい男」は、いかにも女性が考えた「理想の男性像」といった感じで、男である自分から見るとリアルさ、生々しさが今ひとつ欠けていた気がする。そういえば『ヴァイブレータ』の時の大森南朋もそうだった。(確かどちらも原作は女性作家の作品だよね?)同じ意味で、女性の視点では寺島しのぶはどう映ったんだろうか?ぜひ今度、知人に聞いてみたい。

蒲田は「粋でない下町」なのか..いいね。これまでの私にとって、たまに上京した時に、都心と羽田空港との往復で通過する街でしかないのだけど。(あの踏み切り付近の光景は車窓から眺めた記憶がある) いつか機会があれば、途中下車して散策してみたいな。

やわらかい生活@映画生活

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by coolkoro | 2006-09-03 22:40 | 劇場鑑賞