トランスアメリカ "Transamerica"
    2006年 08月 19日
【KBCシネマ】
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ちょっとキワモノっぽい題材ながら、爽やかな感動が後に残るのは「ヒロイン役」フェリシティ・ハフマンの演技に負うところ大でしょう。トランスセクシュアルという難役を、繊細な感情表現(特にぎこちなさが絶妙!)でリアリティたっぷりに演じきったのは見事としか言いようがありません。
正直、パッと見はかなり気色悪いものがあり、最初は引いて見ていたんですが、「彼女」の(外見からは意外な)勇気や品性にだんだんと魅了されていきました。旅を通して息子が彼女に抱く感情の変化にも納得です。
この点、ロードムービーとしては定石どおりに手堅く描いた映画だと言えるかもしれません。

旅の途中で出会う親切なカウボーイも印象的でした。「誰にでも人に言えない秘密の一つぐらいあるさ」 ありふれた台詞ではありますが、懐が深い彼からこう言われると、なんとも含蓄ある言葉に感じられます。ただ、もっと話に絡んでくるもんだと思ってたら、あっさり退場。出番が少なかったのは残念でした。

エンディングにかかるドリー・パートンの歌も良かった。映画がポジティブな余韻を残して終わるのに、この歌はかなり貢献していると思います。

トランスアメリカ@映画生活
by coolkoro | 2006-08-19 22:52 | 劇場鑑賞