ゆれる
    2006年 08月 07日
【シネリーブル博多駅】
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対照的な兄弟(前作では兄妹だったが)の関係性を鋭く描き出してみせたという意味で、この監督の前作『蛇イチゴ』と通じる部分が多々ある作品です。しかし一貫してコミカルだった前作とは違い、今回は2人の内面の暗部を「これでもか」とばかり容赦なく抉り出していて、正直ちょっとキツい部分もありました。それにしても、微妙な心のゆれを僅かな表情の変化や動作で表現してみせた、香川照之とオダギリ・ジョーの演技は特筆ものです。
演出面では、映画のあちこちに印象的なショットがさりげなく挿入されている点も非凡だと感じました。兄のズボンに滴り落ちるビール、ドロリとした種が溢れ出したトマトの断面、料理に出された魚の目玉..(オダギリ演じる弟はこの目玉に何を見たのだろう?)

たまたま前日見ていたTV番組「行列のできる法律相談所」で、映画上映中に携帯電話の着信音で鑑賞を妨げられた場合、加害者?に1人あたり500円程度の賠償請求が可能だという(弁護士の)見解を聞いたんですが、実はこの映画の上映中にもあったんです。それも緊迫した法廷シーンで。「城島です。頑張っていこ~、城島です..」 念のため説明すると、この「城島」とは元ホークスで現在シアトル在住の某野球選手のこと。もう雰囲気ぶち壊しもいいとこ。500円といわず、入場料全額を請求したくなったぞ!(怒)

ゆれる@映画生活
by coolkoro | 2006-08-07 21:48 | 劇場鑑賞