モンスター  "Monster"
    2004年 10月 11日
シネテリエ天神

b0004063_22462458.jpgこの映画でシャーリーズ・セロンに賛辞が集中するのは納得だけど、個人的にはクリスチーナ・リッチの巧さ(というか役のハマリぶり)が際立って印象に残った。一見弱々しくて(実際、弱い人間に違いない)純真そうでいて、実は狡猾で結構ふてぶてしい。こんな黒い二面性を持った少女を説得力たっぷりに演じていた。彼女が法廷で見せた能面のような冷たい表情は今も頭から離れない。

でもそんな仕打ちを受けながらも、シャーリーズ演じるヒロインは彼女のことを許した、というより責めようとは思わなかったんだよね。たとえ最終的には裏切られても、一度は自分を愛してくれた、理解してくれた存在というのはそれだけ大きかったということか。逆に言えば、それまでの人生で誰一人からも愛されたことがなかったわけで、これはやりきれない程に切ない話だ。
それにしてもアメリカって弱者には徹底してシビアな社会だ。持ち金が底をつけば即餓死、それとも自殺..そんな現実をとてもリアルに感じた。

モンスター@映画生活
by coolkoro | 2004-10-11 22:46 | 劇場鑑賞
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