スタンドアップ "North Country"
    2006年 01月 19日
【T-ジョイ久留米】
b0004063_23362330.jpg実話に基づいている割りには、ご都合主義的な描写が気になる映画でした。
その最たるものがシャーリーズ・セロン演じるヒロインの父親の豹変ぶり。
それまでの彼の態度は誰から見ても「真性の冷血漢」だったし、いくら妻から実力行使に出られたとはいえ、途端にああも態度が変わるというのはやっぱり不自然。
あの父親役の役者には見覚えがあると思ったら、『Shall We Dance?』で探偵役(オリジナル版では柄本明が演じていた)を演ってた人だったんですね。

裁判が決着するシーンも、いかにもハリウッド好みのクサい演出で、感動的に盛り上げるところなのでしょうが、私はすっかり冷めてしまいました。もっとも「ハリウッド的」とはいっても、製作はインデペンデント系の会社みたいなので(配給は大手のワーナー)、厳密に言えばハリウッド映画ではないのですが。

この映画で良かったのはフランシス・マクドーマンドとショーン・ビーンが演じた夫婦。
F.マクドーマンドの存在感は流石に大したもので、同じオスカー女優とはいえ、C.セロンとは正直格が違います。いやC.セロンも充分頑張っているとは思いますけど.. S.ビーンも今回は渋い魅力に溢れていて、『ロード・オブ・ザ・リング』でファンになった方には必見の映画だと思います。

スタンドアップ@映画生活
by coolkoro | 2006-01-19 22:56 | 劇場鑑賞