堕天使のパスポート  "Dirty Pretty Things"
    2004年 09月 21日
シネテリエ天神

b0004063_215968.jpg 『アメリ』のオドレイ・トトゥが、社会の底辺で生きるトルコ人移民という汚れ役に挑んだ意欲作。トルコ訛りの英語で熱演する彼女をはじめ、主要キャストの好演が光り、不法移民として生きるしかない弱者の現実を容赦なく描いた見応えある作品に仕上がっている。
同じマイノリティがより弱い者を喰いものにしている現実は悲しいが、このような構図はどこの社会も同じなのだと痛感した

しかし終盤の展開に無理があって、ちょっと釈然としないものが残るのも事実だ。この部分だけはハリウッドの一発逆転コメディ(例えばエディ・マーフィーの『大逆転』)に近いノリで、作品全体の中で浮いている。ネタバレになるので具体的に書けないのだが、どう考えても非現実的としか言いようが無い。多少無理な作劇をしなければ、映画に描かれた(ちょいホロ苦いが)希望が持てる結末に導くことは無理だったということなのだろうか?

堕天使のパスポート@映画生活
by coolkoro | 2004-09-21 21:58 | 劇場鑑賞
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