バットマン ビギンズ "Batman Begins"
    2005年 07月 03日
【中洲大洋劇場】
b0004063_20513421.jpgどちらが上とか下ではなく個人の好みで言うと、私はティム・バートン版の方が好きです。バートン版では主人公であるバットマンを含めた"怪人たち"に対する愛情が伝わってきましたが、今回のC.ノーラン監督作の方は普通の人間ではなくなったことへの悲劇性に拘っていて、エンタメ大作としてはちょっと敷居が高いかなという感じを受けました。

今作にはバットマン誕生の過程をリアルに描こうという意図が感じられます。それは部分的に成功していると思いますが、だったら忍者なんか出して欲しくなかったな。"バットマンがいかにして超人的なパワーを身に着けたのか"という肝心な部分については、「東洋の神秘」を拠り所にした抽象的な説明しかされておらず、この点には物足りなさを感じました。

あと残念なのが音楽。今回はハンス・ジマー&ジェームス・ニュートン・ハワードという今最も勢いがある作曲家どうしのコラボだったので大いに期待してたんですが、あまり耳に残る旋律は無く、映画全般のトーンと同様にストイックに抑えられていた印象を受けました。バートン版のダニー・エルフマンのように盛り上げる所ではエモーショナルに盛り上げて欲しかったんですが。この両名はそれに打ってつけの人材なのに..惜しいなあ。

バットマン ビギンズ@映画生活
by coolkoro | 2005-07-03 23:45 | 劇場鑑賞