スクール・ウォーズ HERO
    2004年 09月 20日
シネリーブル博多駅

b0004063_9361212.jpg 一言、すばらしい。本当に満足した。私の場合、もともとTVシリーズの過剰な脚色部分が好きではなかったので、今回の映画化は「そう!これが見たかったんだよ」と思わず言いたくなる出来ばえだ。
 実は最初にキャスト・スタッフの名前を知った時、「こりゃ期待できんわ」というのが正直な印象だった。しかし完成した作品を観た今となっては、彼ら全員に「失礼しました」と謝るほかにない。

 この映画に対して「今さらスポ根かよ?」といった反応を示す人は多いだろう。私の周辺も実際そうだし。確かに予告編を見るとアナクロなシーンやクサい台詞のオンパレードだ。しかし本編で映画全体を通して見ると、これらのシーンや台詞は決して浮いておらず、むしろ見事にハマっていることに驚く。これは現実のエピソードを下手にいじらず、しかも丁寧に描いているからだと思う。こうした原作の感動をストレートに表現しようという姿勢は大いに評価したい。

 試合シーンの迫力も特筆ものだ。国産のスポーツ映画としては画期的と言っていいだろう。また前半の山場、強豪チームに112-0で大敗する場面でも、「必死に抵抗しようとするのだが、まるで歯が立たない」というニュアンスがよく出ていて感心した。(だから試合後、全員が「悔しい!」と崩れ落ちるシーンが活きてくる) これがTVドラマ版では、ただ相手チームが一方的にトライの山を築くのみ..何とも平板でマンガ的な描写だったのに比べると格段の違いだ。
 
by coolkoro | 2004-09-20 09:34 | 劇場鑑賞