ローレライ
    2005年 03月 07日
【TOHOシネマズ久山】

b0004063_230554.jpgこれは期待はずれ!
この映画に時代考証や科学的な意味でのリアリティを期待するのはナンセンスでしょうが、それでも劇映画としてのリアリティはきちんと追求すべきです。つまりは、もっと上手いウソをつけってこと。いかに上手くウソをついて、荒唐無稽な内容に真実味を与えられるか、ということがこの手の映画のキモだと思うのですが..

例えば美術について言うと、そもそもメカのデザインがあまりに現代的..を超えて近未来的すぎるし、最終兵器ローレライ・システムが起動するや司令室のモニターにはCG画像が映し出される始末。この辺り、もう少し第2次大戦という時代設定に適ったレトロな表現ができなかったものでしょうか?

致命的なのは、決死の任務を遂行すべく潜水艦に搭乗しているクルーたちがまったく軍人に見えないこと。ルックスには目をつぶるとしても、彼らの話し方や立ち振る舞いまで、まったく今時の若者のノリのまんまで、いくら何でもこれではマズいでしょう。そして彼らはいとも簡単に命令違反を犯しますが(これって軍隊では重罪でしょ?)、上官も妙に理解?があって、「罰として便所掃除でもさせときますか」 これで軍隊としての規律が保てるの?これから決死の作戦を遂行しようというのに。
クルーの中には一升瓶を持ち込む機関士とか、「平時なら俺は甲子園の英雄だったんだぜ」と野球ボールを肌身離さず持ち歩く兵士といった、何とも日本映画ではありがちなキャラも登場します。もし彼に軍人としてのリアリティが表現できていれば、戦争のために犠牲になった青春の悲哀なんかも感じられたのかもしれませんけど..

ローレライ@映画生活
by coolkoro | 2005-03-07 23:00 | 劇場鑑賞